ブルーピリオド読んだらなんか殴られた気分

2020年マンガ大賞をとったことで話題になった『ブルーピリオド』(山口つばさ)

当時レビューが面白くて全巻買ったわけですよ。

男子高校生が美術の面白さにのめりこんで美大(藝大)を目指す話なんだけど。

いわゆる大学受験編が6巻分。まぁ面白くて一気に読んだ。

主人公の八虎(やとら)は、要領よく、可寄りの可もなく不可もなく、器用にそつなくなんでもできちゃう。
っていう印象だけど実は裏で結構努力してる。でも周りには見せない。

そんな八虎がねぇ、美術に出会っちゃうわけです。
人生で初めて器用にこなせないものに出会っちゃうわけです。
初めて夢中になっちゃうわけです。

ネタバレになるから詳しくは言わないけども、一気に読んだ後の感想はめちゃくちゃ面白かった
でも同時にダメージくらった

なんかぶん殴られた気分になった。
殴られたことないけど。

私はこんなに人生で頑張ったことがあっただろうか、いや無いな。

私も割と要領いいほうだと思う。周りからも言われるし。

でも八虎の美術みたいに何か運命的な出会いをして。それがとても魅力的だったとして。

それに飛び込めるかしら。

きっとためらった結果やめちゃうなぁ。

要領の良さというか、そういうのが裏目に出る。
無理はしないかな、ってなっちゃう。

八虎はすごい。

美術なんか全然知識ない人でも読めるので安心して読んでほしい。
だって主人公が素人だから。
解説とか知識も八虎と一緒に学べるから。

以来初めてのことでも八虎がちらついて、挑戦してみようかな…と思うようになった。

14巻まだかな!